「このくず鉄を売ったらもっと利益になるはずだ」。2021年8月、お盆の夏休み期間。6月末に会長の永守重信から最高経営責任者(CEO)を引き継いだ社長、関潤の姿はメキシコ北部チワワ州にある同社の車載モーター工場にあった。半導体不足による顧客の自動車メーカーの減産が直撃。操業が落ち込み、採算改善が急務だった。トップダウンで成長を続けてきた日本電産。いつもなら永守が陣頭指揮で収拾を図る場面だ。新型コ
タグ検索の該当結果が少ないため、タイトル検索結果を表示しています。
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く