国家が半導体を囲い込む時代に入った。巨額の政府支援を米欧中は競う。半導体の先頭集団から脱落した日本も再興を掲げ、最先端のロジック(演算用)半導体の国産化を目指すラピダスを政官民が連携して設立した。日本の半導体が国家間競争に生き残るため、政官民が一枚岩となった協力が欠かせない。次期首相には再興をやり遂げる指導力が求められる。リーダーに問う覚悟・政官民の一枚岩の連携を貫き、半導体再興戦略を遂行できるか・半導体の「製造」だけでなく「用途」となるソフト産業も育てられるか・人材や電力など半導体の持続的な成長に向けた社会インフラを整備できるか