生涯のうちにがんに罹患(りかん)する割合は、男性では63%に達し、今やがんにならない人のほうが少数派だ。そしてリスクが急増するのが50代以降。人生後半戦を迎えた私たちは、今後の人生を後悔なく過ごすためにも、早期に意識を変え、がん戦略をアップデートしていく必要がある。「予防」と「早期発見」にフォーカスした。 がんは「生活習慣による予防」+「症状が出ないうちから早期発見」の2つで確実にリスクを減らしていくことができる。男性のがんの43.4%、女性のがんの25.3%が予防可能だ。そして、もしがんになったとしても、早期に発見すれば治る可能性が高くなる。私たちは現時点から何をするべきなのか、国立がん研究センターがん対策研究所 副所長(取材当時)の井上真奈美氏に詳しく聞いていく。