世界の富裕層が、F1グランプリのチケットやヘリコプターによる送迎、超高級ホテルのスイートルームの予約を直前に必要とした場合、最初の窓口はどこになるのだろう? 起業家のステファン・ディ・フィニーツィオは、その答えが、昨年自身が立ち上げたマイアミを拠点とするデジタルコンシェルジュ企業のThe Prelude(ザ・プレリュード)になることを期待している。 同社の初年度の売上高は2000万ドル(約32億円)に達したという。 ザ・プレリュードは、富裕層とハイエンドの旅行コンシェルジュのネットワークをつなぐマーケットプレイスという位置づけだ。「当社は、最も贅沢な旅行やエクスペリエンスのみを手配するトラベルエージェンシーのような企業です」と、ディ・フィニーツィオは述べている。 同社は、顧客に対する資格審査を特に実施していないが、年間1万5000ドル(約240万円)の会費を徴収しており、これにより、多くの