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  • ローリング・ストーンズ「Jumpin’ Jack Flash」解説:苦しい時期から抜け出すことを歌った曲

    ザ・ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)が、18年ぶりとなる新作スタジオ・アルバム『Hackney Diamonds』を2023年10月20日に発売することを発表した。 この発売を記念して彼らの過去の名曲を振り返る記事を連続して掲載。 <関連記事> ・ストーンズ、18年振りのスタジオアルバム『Hackney Diamonds』を10月に発売 ・ザ・ローリング・ストーンズが18年振りの新作発表会見で語ったこと ・ピート・タウンゼントによる“ロックの殿堂”紹介スピーチ掲載 1年という期間があれば、さまざまなことが起こるものだ。1967年、“サマー・オブ・ラヴ”が色鮮やかに花開くと、万華鏡のように目くるめく楽曲の数々がその文化を彩った。そしてそういった楽曲群は、複雑なサウンドと現実離れした世界観によって、五感を刺激するドラッグの幻覚状態を再現していた。 この年、ジェファ

      ローリング・ストーンズ「Jumpin’ Jack Flash」解説:苦しい時期から抜け出すことを歌った曲
    • 素晴らしいアルバム・ジャケット・トップ100:先駆的なスリーヴ・デザイン

      通常、私たちはレコードのサウンドを評価の対象にしているが、ここではそのヴィジュアルを評価したい。象徴的なものから見逃されがちなものまで、本ランキングに含まれる優れたアルバム・カヴァーは多岐にわたる。印象的な画像や見事なポートレート写真、悪夢や幻覚のようなものもある。ロックンロールのイメージを押し出したものが多いことから、自ずとセクシャルで扇情的なものも多くなっている。では全100枚のランキングをどうぞ。 *アルバム・タイトルをクリックするとSpotifyの試聴ページに飛びます <関連記事> ・史上最も物議を醸したアルバム・ジャケット20枚 ・史上最悪のアルバム・ジャケット20枚 100位 : ザ・フレイミン・グルーヴィーズ『Supersnazz』 (デザイン : シリル・ジョーダン) 数十年の間に生み出されたフレイミン・グルーヴィーズのアルバム・カヴァーやポスターには、グループのリーダーで

        素晴らしいアルバム・ジャケット・トップ100:先駆的なスリーヴ・デザイン
      • 最高のサイケデリック・アルバム・ベスト30:精神と心を拡張する名作レコードたち

        「サイケデリック」という言葉を辞書で引くと、最初に出てくる定義はたいてい「心の拡張」だろう。それはまさに、サイケデリック・アルバムの優れた作品に共通する要素である。そうしたアルバムのほとんどは1966~1968年のサイケデリック黄金時代に作られたものだが、その後に作られたものも決して少なくはない。 この種のアルバムは、サイケデリック・ブームの震源地であるサンフランシスコやロサンゼルスで作られたものもあれば、テキサス、UK、ブラジルといった遠く離れた地域で作られたものもある。中には明らかにLSDの影響を受けている作品もあるが、幻覚剤をまったく使ったことのないアーティストが作ったものも少なくとも1枚はある(たとえばプリンスのアルバム)。 サイケデリック・ミュージックというジャンルの典型的な形式に当てはまるものもあるし、単に精神的な面でサイケデリック・シーンに繋がりがあるというだけの作品もある。

          最高のサイケデリック・アルバム・ベスト30:精神と心を拡張する名作レコードたち
        • “悪魔の音楽”の歴史:悪魔と契約し、悪魔を歌い、悪魔を利用し、悪魔に感謝してきたアーティスト達

          一世紀以上前のこと。ピアニストのジェリー・ロール・モートンは、いわゆる“悪魔の音楽”を演奏しているとの理由で、祖母に窓から家の外へ放り出された。だがジャズは、サタン/悪魔と結託した音楽というレッテルを貼られた最後のポピュラー音楽では決してない。そういった非難のレッテルは、やがてブルースや、ロックン・ロール、ヘヴィ・メタル、ヒップホップといった音楽だけでなく、イーグルスからザ・ローリング・ストーンズまで、多様なアーティストに貼られていった。 1920年代のアメリカでは、ジャズは危険なものと見なされ、売春宿や隠れ酒場で流れる音楽だと考えられていた。ジェリー・ロール・モートンは次のように語っている。 「売春宿で私がジャズを演奏していることを知った祖母に、家族の顔に泥を塗ったと言われ、同じ家に住むことを禁じられたんだ……。その悪魔の音楽はきっと私に破滅をもたらすって言われたよ。それでも私は、ジャズ

            “悪魔の音楽”の歴史:悪魔と契約し、悪魔を歌い、悪魔を利用し、悪魔に感謝してきたアーティスト達
          • ザ・ビートルズの『Sgt. Pepper』が後世に与えた影響を振り返る

            こと実験性という意味においては、1967年以降現在までの半世紀の間に生まれたポピュラー・ミュージックの大部分が、『Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band』(以下『Sgt. Pepper』)に借りがあると断言しても決して言い過ぎではないだろう。 ザ・ビートルズのサウンド、ソングライティング、スタジオ・テクノロジー、そしてカヴァー・アートにおける極めてユニークな冒険が、たちまちのうちに大きなインパクトをもたらし、英国の全レコード・リリース史上最大のセールスを記録するに至ったこのアルバムが世に出たのは、1967年6月1日のことだった。 リリースから僅か3日後、ザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスはロンドンのサヴィル・シアターでのショウのオープニングを、『Sgt. Pepper』のアルバム・タイトル曲のカヴァーで飾った。折しも客席に居合わせたポール・マッカ

              ザ・ビートルズの『Sgt. Pepper』が後世に与えた影響を振り返る
            • ザ・ローリング・ストーンズ「Ruby Tuesday」解説:ブライアンが重要な役割を果たした名曲の裏話

              ザ・ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)が、18年ぶりとなる新作スタジオ・アルバム『Hackney Diamonds』を2023年10月20日に発売することを発表した。 この発売を記念して彼らの過去の名曲を振り返る記事を連続して掲載。 <関連記事> ・ストーンズ、18年振りのスタジオアルバム『Hackney Diamonds』を10月に発売 ・ザ・ローリング・ストーンズが18年振りの新作発表会見で語ったこと ・ピート・タウンゼントによる“ロックの殿堂”紹介スピーチ掲載 1966年4月、ザ・ローリング・ストーンズは一つの大きな節目を迎えた。グループがこの月にリリースしたアルバム『Aftermath』は彼らのアルバムとしては初めて、全曲がミック・ジャガーとキース・リチャーズの共作によるオリジナル・ナンバーで構成された1作になった。 アメリカではその直前の3月にそれまで

                ザ・ローリング・ストーンズ「Ruby Tuesday」解説:ブライアンが重要な役割を果たした名曲の裏話
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