ヒヤリハット体験とは、ヒヤッとしたり、ハッとしたり、危ないと感じた体験のこと。ハインリッヒの法則では、1件の重大事故のウラに、29 件の軽傷事故、300 件の無傷事故(ヒヤリハット体験)があると言われている。 複数のヒヤリハット体験を収集し、危険の認識と対策を深めることで、重大事故の未然防止が期待できる。 元々、この法則は労働災害に言及したものだが、山岳遭難事故にもあてはまりそうだ。各登山者のヒヤリハット体験を共有しあえば、軽傷事故や重大事故を減らせるかもしれない。 実際に関連する研究が進められており、インターネット上では登山者のヒヤリハット体験を共有しあえるようになっている。 参考資料:「登山の知識&ヒヤリハット」http://www.yamanabi.net/ ここでは筆者のヒヤリハット体験とその体験から考えた疲労遭難対策を共有する。少しでも参考になる部分があれば、今後の登山の糧にして