いま、室町時代の水墨画の大家・雪舟の作品が次々と発見されています。 近年の研究で、雪舟が若き日に「拙宗」という別の名前を名乗っていたことが確実になったことで、これまで雪舟の作品には見られないようなジャンルの 作品が次々と出現、美術界では真贋をめぐり議論が起きています。新たな作品の発見で画家としての雪舟の実像は書き換えられるのか―日本美術界で注目が 集まる謎の画家・雪舟に迫ります。 ※放送から1週間は「見逃し配信」がご覧になれます。こちらから
2001年のアメリカ同時多発テロ事件。 中村さんは、その後一貫して武力によるテロとの戦いに疑問を投げかけてきました。 アメリカ ブッシュ大統領(当時) 「テロリストたちに、正義をつきつけようではないか。」 アメリカなどが、オサマ・ビンラディン容疑者が潜伏しているとして、アフガニスタンに攻撃を仕掛けます。 「医者、用水路を拓く」(中村哲 著)より “ジャララバードから緊急の電話があり、米国でのテロ事件を伝えられた。テレビが、未知の国「アフガニスタン」を騒々しく報道する。ブッシュ大統領が「強いアメリカ」を叫んで報復の雄叫びを上げ、米国人が喝采する。瀕死の小国に、世界中の超大国が束になり、果たして何を守ろうとするのか、素朴な疑問である。” 中村さんの信念、それは、1983年からパキスタン、そして、アフガニスタンで活動する中で培われていたものでした。 中村哲医師 「おじいさん、大丈夫ですか?」 当
樋口 進さん(国立病院機構久里浜医療センター 院長) 依存とはそもそも何かと言うと、依存に特有の行動と、それによって起きてくる問題がセットになった状況を言います。先ほどの「ゲーム障害」の定義ですけれども、上の3つが「依存行動」です。最後の「ゲームによって日常生活にさまざまな分野で明確な問題が生じる」は機能性の障害と言って、これが明確に出てくることで依存と定義しています。 武田:小さい頃からスポーツに打ち込むことも同じだと思うのですけれども、囲碁や将棋に打ち込んで若くしてプロ棋士になる方もいます。そういう子どもたちとの違いは、日常生活で明確な問題が生じるかどうかですか。 樋口 進さん まず依存の出発点は、何かをすることによって快感を得る、多幸感を得ることです。この多幸感を追い求めていって、それがだんだんコントロールできなくなってしまって、結果として明確な問題が出てくるというのが依存なわけです
8月10日に放送された「くろげん+ 夏休み課外授業 親子でまなぼう!“戦争とテロ”」では、あらかじめ、子どもたちからの質問を募集しました。質問へのゲストのコメントを、放送でお伝えできなかったものも合わせてお伝えします。 なぜ戦争が起きるの? ―なぜ意見が違う時に話し合いではなくて戦争を起こすんですか? ―むかし、戦争をして、大勢の人が死んだのに、何で今も戦争やテロがあるんですか? 美輪明宏さん 何千年の憎しみの歴史があるってことですよね。憎しみが憎しみを呼んで、何千年もそれで来てるわけでしょ。日本人はすぐ忘れますけどね、外国の人たちって何千年の歴史の民族間の憎しみとか、そういう歴史から1歩も離れられないんですね。ずーっとそれを受け継いで、いろんなことが起きてきて、それがまた増幅させていくみたいになってるんですね。 どうしてテロを起こすの? ―ISもテロも紛争も全部そうだけど、人を殺して何に
武田 「10年前の3月11日。東日本大震災が発生したとき、あなたが真っ先に思いを巡らせた人は誰でしたか。大切な人の安否が分からず、不安な思いをした人も多かったのではないでしょうか。2,527人。あの震災によって、今も行方が分からない人の数です。その一人一人に、あの日から帰りを待ち続ける家族がいます。残された家族はこの10年何を思い、どう過ごしてきたのでしょうか。私たちが出会った、ある家族の歩みです。」 私たちが成田さんの取材を始めたのは、震災から4年半余りが過ぎたころ。 父親の正明さんは毎朝、娘の絵美さんのお墓を訪れていました。正明さんが必ず最初に行うのは、絵美さんの名前を拭うことです。 父・成田正明さん 「自分の顔を毎日洗うのと一緒で、『絵美』って名前をきれいにしなきゃいけない、朝は。絵美の顔を洗うのと一緒だからね。掃除はするんだけど、手は合わせない。絵美は入っていないから。まだ何も入っ
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