日立製作所は2024年11月8日、オープンソースソフトウエア(OSS)の利用を推進する組織であるOSPO(Open Source Program Office)を設立したと発表した。まずは約60人の体制で始め、今後グローバルで100人規模を目指す。2025年度中にはグループ会社へのOSPOの展開を始めたいとする。 日立OSPOはOSSの探索や活用戦略の立案、高度なエンジニアの育成、ライセンスのコンプライアンス管理、OSSの普及活動、コミュニティーの設立支援などに取り組む。2024年10月25日に設立した。 日立がOSPOを設立した最大の目的は「戦略的なOSS投資」。具体的にはOSSに精通したエンジニアを育成し、システム開発などにおける日立の競争力を上げることだ。日立製作所の中村雄一OSSソリューションセンタチーフOSSストラテジスト兼Head of OSPOは「最近の日立のOSS活用で期待