この画像を大きなサイズで見る ハーバード大学ホートン図書館の蔵書は2000万冊ある。その中には、19世紀に作られた、人間の皮膚で装丁された「人皮装丁本」も存在する。 この度、その本から人皮の〝装丁〟が取り除かれた。問題の本は、1879年に出版されたフランス人作家アルセーヌ・ウセーの著書『魂の運命』だ。 この本は、フランス人医師のリュドヴィク・ブーラン博士が、自分が勤務していた病院で亡くなった女性の遺体から、本人の生前同意があったわけでもないのに、女性の死後、無断で皮膚を切除して装丁に使ったという。 ハーバード大学で保管されていた人皮装丁本 この本は、1934年から100年近くもハーバード大学で保管されていた人皮装丁本のうちの1冊だ。 『魂の運命』( Des destinees de l’ame)の内容は魂と死後の人生を前提としていて、「人間の魂についての本は、人体で装丁されるに値する」とい