SASL とはSimple Authentication and Security Layer の略です。RFC4422 で定められています。 Web (http) やメール (SMTP, POP3, IMAP) 等では認証が必要になるケースが多いですが、アプリケーション開発者が毎回わざわざ認証モジュールを 1 から作るのはナンセンスです。 SASL は認証 (Authentication) のやり取りと認証情報の保護 (Security) に関する仕組みをあらかじめアプリケーションが使いやすいようにプラグインとして用意しているフレームワークです。 これにより、アプリケーション開発者は認証に関する開発は行わなくて済みます。 SASL を通して以下の 3 つのセキュリティ機能を提供します。 通信相手が正しいこと (認証: Authentication)通信が改竄されていないこと (完全性: