20年以上にわたり、インターネットを通じた音声およびビデオ通話機能で、人々のコミュニケーションの一部を支えてきた「Skype(スカイプ)」が、5月5日でその歴史に幕を下ろす。その歴史を振り返り、代替となるサービスをいくつか列挙してみよう。 インターネットを使った音声通話(VoIP:Voice over IP)アプリケーションとしてリリースされたSkypeは2003年にサービスを開始し、当初はPCアプリケーションでのみの対応だったが、世界中どこへでも無料で時間を気にせず通話ができるため、多くのユーザーに注目され、また利用された。 提供開始当初のSkypeは、当時非常に注目されていたP2P(Peer to Peer、サーバーを介さず端末同士で直接通信すること)技術を採用し、PC用のクライアントアプリとして、他のPCユーザーとの無料音声通話を提供した。 さらに、翌年にリリースされたSkype 0