佐々木敦と南波一海によるアイドルをテーマにしたインタビュー連載「聴くなら聞かねば!」。前・中編に引き続き、BiSやBiSHらWACK所属グループのサウンドプロデューサーを務める松隈ケンタ(Buzz72+)を迎え、スターダムを駆け上がっていくBiSHの姿に感じていたこと、J-POPや歌謡曲に対する大きな愛情などについて語ってもらった。 構成 / 瀬下裕理 撮影 / 田中和宏 イラスト / ナカG 変化と成長、強くなっていくBiSH佐々木敦 僕はハロー!プロジェクトも大好きなんですけど、ハロプロはどのメンバーがどのパートを歌うかという歌割りでメンバー同士が勝負している部分もあって。一方でユニゾンで歌うのが基本だとか、歌割りを重視していないグループもあると思うんです。WACKはそのあたりグループによって色が違うかもしれませんが、松隈さんの考え方としては歌割りはどういうふうに決めているんですか?