一般ユーザーが製品を選ぶ際の指標として、ベンチマークテストの結果を参考にすることは多い。これは必ずしも現実のパフォーマンスを示す物ではないかも知れないが、ある種の定量的な評価においては、他の製品と比較するのに有効な場合も少なくない。そして、企業は自社製品の性能をアピールするため、第三者機関によるベンチマークテストの結果を競い、“公平なテストの結果”自社製品が優れているとアピールするのだ。 だが、そんなテストの結果を自社製品に有利なように不正に操作したとすればどうだろうか?その製品が本来の性能よりも高く評価されたとしたら?今回Intelは、数千のベンチマークでカスタム設計のコンパイラーを使用し、ベンチマークスコアを不正に水増ししたとして、その結果が無効と判定されている。 SPEC(Standard Performance Evaluation Corporation)は、人気の高い産業用テス