体験を管理するXM(eXperience Management)プラットフォームを展開する米クアルトリクス(Qualtrics)が、生成AI時代に向けて機能を強化し、製品体系を変更した。 「感情など、従業員と顧客の体験に関するデータをあつかうのは我々だけだ」と語るのは、同社CEOのジグ・セラフィン(Zig Serafin)氏。5月はじめ、ユタ州ソルトレークシティで開催されたクアルトリクスの年次カンファレンス「X4 Summit 2024」にて、AI戦略やXMカテゴリ、日本市場について話を聞いた。 ――この1年半の生成AIのブームをどう見ていますか? セラフィン氏:一般的な話しとして、AIは、歴史における大きな技術革新の触媒だとみている。世界の変化を促すという点で、蒸気機関、アナログからデジタルへのシフトを上回る影響を与えるだろう。実際、世界中の経営層と話していてトピックに挙がらないことがな