2024年7月19日午後1時ごろから、Windowsを搭載したコンピューターでブルースクリーンエラーが相次ぎ、世界的なシステム障害に発展した。 既に様々なメディアで報じられているが、エラーの原因は、米CrowdStrike(クラウドストライク)が提供するクラウドベースのセキュリティー製品「CrowdStrike Falcon」(以下、Falcon)である。同製品のエージェントソフト「Falcon Sensor」のWindows版のアップデート(更新ファイル)に不具合があった。 Falconとは、どのような製品なのだろうか。 EDRだけではなくNGAVも備える いくつかのメディアは「Falconは『EDR(Endpoint Detection and Response、エンドポイント検知・対応)』であり、従来のアンチウイルスソフト(ウイルス対策ソフト)とは異なる」と説明していた。 だが、これ