アソビュー株式会社でバックエンドエンジニアをしている進藤です。今回は、私がアソビューにジョインしてから初めて開発に使用するようになったRPCフレームワーク”gRPC”の要素技術のひとつであり、データフォーマットとシリアライズを行うためのツールProtocol Buffers(以降、protobufと表記)のおおまかな歴史とバージョン変遷について、ふりかえりの目的も兼ねて執筆してみようと思います。 私自身、前職での経験としていくつかのAPI開発に携わったことはありましたが、エンドポイントごとにクライアントコードを手動で記述し管理する煩雑さや、ビジネスサイドの要請により変化していくシステムの中でAPIの互換性を保つ難易度の高さに苦手意識を感じていました。 それがprotobufでは、複数の言語に対応したクライアントとサーバーのコードを自動生成することで異なるプログラミング言語間での通信が容易で