1億4000万年前にあった大アドリア大陸の地図。 Courtesy of Douwe van Hinsbergen 数億年前の地球には、すべての陸地がひとつに集まった、パンゲア大陸と呼ばれる巨大な超大陸が存在していた。 パンゲア大陸はやがて、それよりも小さい陸塊に分裂し、さらに断片化して現在の大陸になった。 新たな研究により、1億2000万年前ごろに「第8の大陸」が現在の南ヨーロッパの下に沈み込んだことが明らかになった。その大陸は現在も、地下深くに隠されている。 科学者たちは、その失われた大陸を「大アドリア大陸」と名づけた。この大陸の最上層は、アルプス山脈などヨーロッパ全土の山脈地域を形成した。 2億4000万年前の世界地図は、現在とはまったく様相が違っていた。 当時は、現在の地球を構成する各大陸がひとつにつながり、パックマンのような形をした「パンゲア大陸」と呼ばれる超大陸を形成していた。