2016年に世界2000万ダウンロードを達成したスマホ向けゲーム、「崩壊」シリーズで知られる上海本拠のゲーム開発会社「MiHoYo(ミホヨ)」は、2017年に新ゲームの開発に着手した。同社の共同創業者であるForrest Liuが思い描いたのは、仮想世界を自由に動き回ることのできるオープンワールド型アクションRPGだ。 オープンワールドゲームは、コンソールやPCゲームでは人気を博していたが、スマホゲーム向けに開発された例はなかった。「当初は、不可能な挑戦だと思えた」とLiuは話す。しかし、MiHoYo は3年間の月日と1億元(約16億円)の開発費を投じた結果、2020年9月に「原神(Genshin Impact)」をリリースした。 Liuは、大学の同級生2人と2011年にMiHoYoを設立した。同社が開発した「崩壊」シリーズは大ヒットし、新ゲームの開発に必要な資金には困らなかったという。