ISO8000:データ・クオリティの国際標準化 初版投稿:2018/07/11 ,最新版投稿:2018/07/14 執筆者:蒲生 秀典(特別研究員) モノからデータへ:重要となるデータ・クオリティ 近年、工業や医療などの産業分野では3Dプリンタの普及等により3Dデータの利用が拡大するなど、形状・機能および製造プロセスも含めたより精度の高い製品情報をデータで記述することが可能となっています。今後、ビッグデータの利活用拡大やIoT(モノのインターネット)・AI(人工知能)の普及にともない、製造業に限らずサービス業や医療・行政機関などでのデータの利活用が急速に進み、データの質の重要性が増大することが予想されています。 データ・クオリティの国際標準化1),2) 産業分野ではインダストリー4.0の推進により、欧州を中心に製品化プロセスのデジタル化と、関連産業におけるデータ共有が進んでいます。設計・開