2024年11月中旬のリリースに向けて開発中の次期Linuxカーネル「Linux 6.12」ではいくつかの大きなアップデートが予定されているが、その中でも最大の変更点とされているのが20年越しの実装となったリアルタイムLinuxのパッチセット「PREEMPT_RT」のメインライン統合だ。すでにCanonicalやSUSEなどは独自にPREEMPT_RTを統合したリアルタイムLinuxディストリビューションを提供しているが、メインラインカーネルのリアルタイム機能サポートにより、自動運転の制御システムや産業用ロボット、医療機器、金融取引といったミッションクリティカルなワークロードでのLinux採用がより拡がっていくことが期待される。 Merge tag 'printk-for-6.12' of git://git.kernel.org/pub/scm/linux/kernel/git/prin