サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
どうなる?Twitter
gihyo.jp
オープンソースのプロトタイピングツール「Penpot」、1.17でベータが取れて正式リリース オープンソースの設計およびプロトタイピングツール「Penpot」は1月31日、バージョン1.17をリリースした。これまでベータ版の扱いだったが、今回ベータが取れて、正式版として初めてリリースされた。また、公式サイトのデザインも更新されている。 このリリースに伴い、「Unboxing Penpot official launch」というライブ配信も行われた。 Penpot 1.17には、以下の新機能が搭載されている。 フレックスレイアウト:CSS Flexレイアウトを適用できるようになった。 コード検査:Workspaceに新しくInspectパネルが導入された。 Webhook:Webhookが導入された。APIドキュメントが提供されている。 アクセシビリティの改善:色のコントラスト、代替テキス
ストレージの信頼性・可用性を維持する措置として、サーバーではRAIDがよく使われています。もちろんUbuntuもRAID構成を組んだ構築が可能です。しかしながら実際にRAID環境を動作確認しようとすると、構成によってストレージの数がそれなりに必要になりますし、ハードウェアRAIDをやるなら専用のデバイスも必要です。 そこで今回はLXDを用いて、任意の数のストレージが繋がれたインスタンスを作成し、RAIDの構築方法や動作確認手順を気軽に試せるようにしてみましょう。 図1 RAIDを試すには複数のストレージが必要になる RAIDはバックアップではない Ubuntuかどうかに関係なく、この世にあるものはだいたい壊れます。壊れてほしくないときに限って壊れます。それはストレージであっても例外ではありません。たとえ名前に金とか鉄とか星とかついていても、壊れる時は壊れます。だからこそバックアップが重要な
前回は、ユーザ名前空間を使った一般ユーザ権限で起動するコンテナ(非特権コンテナ)から、コンテナのファイルシステムを使用する際の問題と、その問題を解決するためにID mappedマウントが利用できることを説明しました。そして、ID mappedマウントの簡単な動きを説明しました。 今回は、ひきつづきmount-idmappedコマンドを使いながら、実際のユースケースに近い動きを見ていきましょう。 コンテナから利用するID mappedマウント まずは一般ユーザ権限で起動するコンテナから、ID mappedマウントを利用した際の動きを見てみましょう。 一般ユーザ権限で起動するコンテナから、ID mappedマウントを利用する際に確認する動きは図1のようになります。前回説明したID mappedマウントの動きに、さらにユーザ名前空間が使うマッピングが適用されますので、方向が逆の変換が2度行われる
Deno標準モジュール解説[後編] ~モジュール解説(FS~Wasi)と、Deno標準モジュールの今後の展望 Deno標準モジュールを、前編と後編の2回に分けて解説します。本記事は後編です(前編はこちら)。 モジュール解説 前編に続き、以下ではDeno標準モジュールの中の各モジュールについて解説していきます。 11. FS FSではファイル操作用のユーティリティが実装されています。具体的には以下のような機能が提供されています。 copy:ファイルもしくはディレクトリをコピーする detect:ファイルの内容を受け取ってファイルの改行形式を判定する emptyDir:ディレクトリを空にする(ディレクトリ自体は消されない) ensureDir:ディレクトリがなければ作成する ensureFile:ファイルがなければ作成する ensureLink:ハードリンクがなければ作成する ensure
Windowsパッケージ管理アプリWingetUI 1.6.0がリリース、新たにChocolateyをサポート WindowsのコマンドラインベースのパッケージマネージャをGUIで管理できるソフトWingetUIの最新バージョン1.6.0がGitHubで公開された。 WingetUIは、Microsoft公式のWindowsパッケージ管理ソフトであるWingetや、オープンソースのパッケージインストーラScoopに対応し、これらコマンドライン型のWindowsパッケージ管理ソフトをGUIベースで便利に操作することができる。 WingetUI 1.6.0ではWinget、Scoopに加えてChocolateyをフルサポート。新たに実装されたウェルカムウィンドウで、ユーザが使用するパッケージマネージャを選択することができるようになった。 WingetUI 1.6.0のウェルカムウィンドウ また
株式会社MIXIで『家族アルバム みてね』(以下みてね)のSREグループに所属している本間です。 みてねは現在、1,500万人を超えるユーザに175の国と地域でサービスを提供しています(2022年8月現在)。そこで、より高い信頼性と可用性を担保するためにみてねのSREグループではオンコールエンジニア制度を設けています。 今回はこの「みてねのSREグループにおけるオンコールエンジニア制度の取り組み」についてご紹介させて頂きます。 オンコールの定義 まず、どのような条件でアラートを設定しオンコールを実施するかの定義について簡単に触れておきます。 現在はさまざまなソースから多種多様な情報を収集することができます。 たとえば、みてねではKubernetes(Amazon EKS)を採用しています。Kubernetesだけでも非常に多くのメトリクスが収集できますが、それだけではなくアプリケーション
Deno標準モジュール解説[前編] ~Deno標準モジュールの概要と、モジュール解説(Archive~FMT) Deno標準モジュールを、前編と後編の2回に分けて解説します。本記事は前編です(後編はこちら)。 はじめに Deno標準モジュールはDenoコアチームによって開発・メンテナンスされているモジュール群です。Denoを使って様々なプログラムを作成する上で必要となる基本的な機能を提供しています。 標準モジュールを使う際には以下の例のようにhttps://deno.land/std名前空間から必要な機能をインポートして使います。たとえば、HTTPサーバーを使用する例は以下のようになります。 import { serve } from "https://deno.land/std@0.170.0/http/server.ts"; serve(() => new Response("he
TechFeed Experts Night Pick up Node.jsの2022年を振り返り、Node.jsの未来を見つめてみた ~TechFeed Experts Night#8講演より 本記事は、2022年11月に開催された「TechFeed Experts Night#8 ~ JavaScriptランタイム戦争最前線」のセッション書き起こし記事「Node.jsの2022年を振り返り、Node.jsの未来を見つめてみた by @shisama_」を転載したものです。オリジナルはTechFeedをご覧ください。 「Node.jsの2022年と未来」というタイトルで話します。よろしくお願いします。サイボウズでフロントエンドエンジニアをやっているshisamaです。 今日はNode.jsの18と19の主な変更点を紹介したいと思います。その後は、現在実装中の機能から、いくつかおもしろそう
CES 2023では、新技術を搭載したディスプレイやクルマなどの製品やプロトタイプがお披露目されました。こうした中で、Wireless Power Consortium(WPC)が発表した、次世代ワイヤレス充電規格「Qi2」は、日常の不便を解消して、可能性を広げてくれそうなので取り上げます。 Homepage | Wireless Power Consortium Qiのおさらい Qi2は、スマートフォンなどに搭載されているワイヤレス充電規格「Qi」の次世代規格です。 Qiが登場したすぐは、最大出力が5W止まりだったこともあり、充電に時間がかかり「もっさり充電」と揶揄されることもありますが、最大出力が15Wに引き上げられてからは、充電時間が気になることはなくなりました。たとえば、Google Pixel Stand 2のように、対応端末を限った独自の充電規格を使えば最大23Wで充電できる製
Ubuntu Weekly Recipe 第747回Intel Arc A380をUbuntu 22.04 LTSで動作させ、oneAPIで高速化する 今回はUbuntu 22.04 LTSでIntelの新しいディスクリートGPUであるArc A380を動作させoneAPIでBlenderを高速化します。 Intel Arcとは Intelも20世紀末にディスクリートGPUを販売していたこともありましたが、程なく撤退しました。その後チップセットを経てCPUにGPUが内蔵されるようになったのは今更解説するまでもないでしょう。 20年以上にも渡る沈黙期間を経て、昨年再びIntelはデイスクリートGPUの販売を開始しました。Arc A380はそのうちの1つです。各社から搭載ビデオカードが販売されていますが、今回はIntel Arc A380 Challenger ITX 6GB OCを使用します
TechFeed Experts Night Pick up Bunファーストインプレッション - JavaScriptランタイム界に”赤壁の戦い”を! ~TechFeed Experts Night#8講演より 本記事は、2022年11月に開催された「TechFeed Experts Night#8 ~ JavaScriptランタイム戦争最前線」のセッション書き起こし記事「Bunファーストインプレッション - JavaScriptランタイム界に”赤壁の戦い”を!」を転載したものです。オリジナルはTechFeedをご覧ください。 Japan Node.js Associationの理事をしています、古川と申します。ソーシャルのIDはこちらになります。 Twitter GitHub JSConf JPを2022年11月26日に開催予定で、今回のテーマであるNode.JS / Deno /
1月13日からTwitterのサードパーティアプリの多くが、TwitterのAPIに接続できなくなる問題が発生している。この問題に対してTwitterは18日、長い間記載しているAPIのルールへの違反を理由に、一部のアプリが動作しなくなっていることを言及した。ただし具体的に何の違反かは示されていなかった。 19日現地時間、Twitterから新たな告知はないが、TwitterのDeveloper Agreement and Policyが改定され、今回の問題に関する条項が追加されていていることが判明した。その内容は「ライセンス対象物を使用またはアクセスして、代替となったり類似したりするサービスや製品を作成する」ことを制限するもの。 Twitterのサードパーティアプリの開発・配信停止の報告が相次ぐ このような状況から、サードパーティアプリの開発・配信の停止や今後の開発が難しい旨の声明がその公
1月19日、2022年10月に発表があったGoogle MeetとZoomのビデオ会議デバイスの相互運用開始のスケジュール確定が発表された。 左:Google MeetハードウェアでのZoomミーティング、右:Zoom RoomsでのGoogle Meet この相互運用により、次のような操作が可能となる。 Google Meetハードウェア デバイスからZoomミーティングに参加する Zoom RoomsからGoogle Meetミーティングに参加する 各機能の実装スケジュールは以下の通り。 MeetハードウェアでのZoomの相互運用 管理者設定:2023年1月19日以降、順次運用開始(機能が表示されるまで最長1週間)。 エンドユーザーデバイス上での利用:2023年1月26日以降、順次運用開始(機能が表示されるまで最長15日)。 Zoom RoomsでのMeetの相互運用 2023
Googleは、RISC-VをTier-1プラットフォームとする考えを、2022年12月に開催されたRISC-Vサミットで発表したとars TECHICAが報じています。 Google announces official Android support for RISC-V | Ars Technica 2022年のGoogle I/Oのときは、RISC-Vの扱いに関して曖昧な態度でしたが、今回はRISC-VをARMと同等に扱うべく最適化に向けた開発が本格化しています。ars TECHICAは、RISC-Vサミットで行われた発表を「大胆な宣言」として取り上げています。 ただ、すぐさまAndroidが動くわけではなく、実現のためには多くの過程があり、これをこなすために数年はかかると概説されました。ロードマップでは、2023年の第1四半期中にARTのサポートを開始すると示されているので、実現
第743回の「Ubuntuの標準ブートローダーであるGRUBを改めて見直す」では、GRUBのUbuntuらしい使い方を紹介しました。今回はUbuntuに最初からインストールされている温室育ちのGRUBを、もうちょっとだけからかってみます。 前回と同じく「UEFIシステム上にインストールされたgrub-efi」のみを想定した記述となっています。また、基本的なスタンスは前回と同じで、 「トラブルに遭遇したくなければ、GRUBには手を出すな」 です。進んだところでふたつも手に入りません。緊急ボタンがあると思わず平手で押しつぶしてしまう、そんな破滅的な人生を歩むあなたに向けた記事です。 update-grubコマンドがやっていること 改めて第743回の簡単なおさらいです。GRUBにはおおよそ次の4種類の設定方法が存在します。 /boot/grub/grub.cfg:GRUBが起動時に参照する設定フ
この本の概要 アクセシビリティとは「利用可能な状況の幅広さ」のこと。より多くの人が,より多くの環境で,より多くの状態で利用できることです。もちろんそこには視覚・上肢・認知などに障害があるケースも含みます。日々繰り返し利用するWebアプリケーションにこそ,アクセシビリティが求められます。 Webサイトに比べて,多くのインタラクションを行うWebアプリケーションでは,アクセシビリティの確保はやや難易度が高いものです。特に既存のWebアプリケーションは複合的な課題を抱えていることが多く,教科書どおりの方法では必ずしも改善できません。 本書では,Webアクセシビリティの基礎である「HTMLとWAI-ARIA」を解説したうえで,Webアプリケーションの要である「フォーム」,色やテキストなど「UIデザインの基本」,モーダルダイアログや通知など「少し複雑なUIパターン」の3分野に分けて,よくある事例を取
皆さんは、MySQLであのオプション何だったっけかなぁ?って思った時、何をするでしょうか? ちょっと前の話になってしまいますが、Oracle社公式のMySQL 8.0 リファレンスマニュアルが日本語化されたので、こちらを見る人が多いのかと思いますが、さまざまな先人の知識を得るために、Googleなどの検索エンジンで検索をする場合もあるかもしれません。 ネットワークがつながっている場合はそういう対応もできますが、ネットワークにつながっていない場所で、MySQLのバイナリがあるのに検索ができないなんて事が起こるかもしれません。そんな時に知っておくと、ちょっと役に立つかもしれないHELP構文に関して紹介していこうと思います。 検証環境 今回はdockerで建てたMySQLを使用します。以下のコマンドでdockerを建てて、ローカルからアクセスをします。 % docker run --platfo
「Obsidian」でノートを作るときの考え方とは? ~デイリーノートの活用と、PKMとしてのノート術 増井敏克 2023-01-16
ノートアプリ「Obsidian」を使いこなす 「Obsidian」でノートを作るときの考え方とは? ~デイリーノートの活用と、PKMとしてのノート術 前回までの記事で、Obsidianの基本的な設定は完了しています。あとは、ノートを自分の好きなようにMarkdownで書いていけばよいのです。 しかし、ノートを書くといっても、何から手をつければよいのかわからない人が多いでしょう。 ノートの書き方は人によって違ってよいのですが、先人が残してくれた知恵がいくつか公開されています。その方法と合わせて、私がノートを作るときの考え方を紹介します。 デイリーノートを使う Obsidianではじめてノートを作成する人に対して、私がおすすめしているのは前回の記事で紹介したコアプラグインの「デイリーノート」を使う方法です。 デイリーノートとは、名前の通り毎日のノートのことです。初期設定のままで設定を変更してい
本記事は、2022年11月に開催された「TechFeed Experts Night#8 ~ JavaScriptランタイム戦争最前線」のセッション書き起こし記事「進化するDeno in 2022 - npm互換性、パフォーマンス、開発者体験の向上など」を転載したものです。オリジナルはTechFeedをご覧ください。 よろしくお願いします。Denoの最近の動向について話していきます。 さっそくですが、2022年6月にDenoは資金調達をしました。2100万ドル(約29億3600万円)という、この界隈ではかなり大きめな調達だったのでざわざわしたりしました。 7月にはBunというけっこう有力なライバル企業が登場してきて、Deno社内はざわざわしたりしていました。 そして、8月にnpm互換性をリリースして、これはかなり反響が大きかったです。 10月には「Deno Offsite」というイベントが
この本の概要 2010年の刊行から約100,000部の実績を誇るロングセラーを,ECMAScript 2022に対応した内容で200ページ増の大幅改訂。最新の基本文法から,開発に欠かせない応用トピックまで解説します。JavaScriptらしく書くために大切なオブジェクトの扱い方や,大規模開発でさらに実用的になったオブジェクト指向構文を学び,しっかりと動くプログラムの作り方を本質から理解できます。 こんな方におすすめ JavaやC言語などほかのプログラミング言語の経験があり,JavaScriptを新規に学びたい方 JavaScriptを多少使えるけど基本が不安な方 ECMAScript 2022による新たなJavaScript記法を学びたい方 Chapter 1 イントロダクション 1.1 JavaScriptとは? 1.1.1 JavaScriptの歴史 1.1.2 復権のきっかけはAja
新しい年の始めに、Ubuntuで使用できるさまざまなデスクトップ環境について2022年に起こったことと2023年に起こりそうなことを紹介します。 新年のご挨拶 本稿が新年初めのRecipeです。 本連載は15年目に突入しました。15年も続いているといろいろあるもので、昨年の大きな変更点といえばgihyo.jpが大幅にリニューアルされたことでしょう。もうずいぶん前のことのように思えてしまいます。 このリニューアルにより見た目が大幅に変わり、記事が格段に読みやすくなりました。本連載も、普段は多くの方に読んでいただける記事を、たまにはどのあたりにニーズがあるのかよくわからない記事を織り交ぜつつ、内容的にも読みやすい記事をお届けできればと考えています。 今年もよろしくお願いします。 GNOME では本題です。GNOMEは1年に2回リリースされており、昨年は42と43がリリースされました。Ubunt
本連載は、Blenderの基本的な知識、機能についてイラストを交えながら紹介します。第1回の今回は、Blenderが一体どんなソフトなのか、どんなことができるのかをイラストを交えながら説明していきます。 Blenderは3DCGを制作するためのソフトウェア みなさん、Blenderという言葉を聞いたことはあるでしょうか? 具体的なことは知らなくても、一度は耳にしたことがある人も多いのではないかと思います。 どんなソフトウェアなのかというと、だれでも無料で使用できるオープンソースの3DCGソフトウェアです。「3DCGソフト」というと高額なものが多い中、なんとBlenderは無料で使用できるのです(寄付することもできます)。 Blenderの最大の特徴がオープンソースであることなのですが、3DCGを制作するにあたって「とんでもなく多機能」という点がBlenderの魅力です。またBlend
オープンソースの世界では、開発が終了してしまったプロジェクトがひょんなことから息を吹き返すケースがまれにある。2016年にUbuntuの公式フレーバーから除外された、教育目的に特化したディストリビューション「Edubuntu」も意外な方向からのきっかけで復活への道筋が整うかもしれない。 「Ubuntu Studio」(音声や動画などメディア編集に特化したUbuntu派生ディストリビューション)のプロジェクトリーダーを務めるErich Eickmeyerは2022年12月31日にUbuntuコミュニティのフォーラム「Ubuntu Community Discourse」に「Annoucing Edubuntu Revival」と題したエントリを投稿、Edubuntuの復活に向けて動き始めたことを報告している。 Announcing Edubuntu Revival -discourse.u
あけましておめでとうございます。株式会社ミツエーリンクスの中村直樹です。昨年と同じく、2022年のWebアクセシビリティに関連する出来事を振り返りつつ、2023年のWebアクセシビリティの展望について俯瞰していきたいと思います。 WCAG 2.2 2022年9月版のWCAG 2.2で、文書のステータスとしてはようやく勧告候補(Candidate Recommendation)にまでたどり着き、仕様文書として完成する勧告(Recommendation)が見えてきた…と思っていたところですが、12月になって達成基準4.1.1構文解析を削除するという話が急浮上してきました。 達成基準4.1.1がどういったものなのか、改めて振り返ってみましょう。この達成基準については、もとはWCAG 2.1(原文、参考日本語訳)と同じものであり、WCAG 2.0とも同一です。達成基準4.1.1は、マークアップ言語
Python Monthly Topics O/Rマッパーの型チェックを強化できるPython 3.11の新機能 Data Class Transforms(PEP 681) 筒井@ryu22eです。2023年最初の「Python Monthly Topics」は、Python 3.11の新機能Data Class Transforms(PEP 681)について解説します。 PEP 681についての公式ドキュメントは以下を参照してください。 PEP 681 – Data Class Transforms | peps.python.org Pythonには、データクラスと似た構造を持つクラスを扱うライブラリがいくつかあります。たとえば、attrs、pydantic、O/Rマッパー[1](SQLAlchemy、Django内蔵のO/Rマッパー)などです。Data Class Transfor
2022年には22.04 LTSがリリースされ、数多くのRISC-Vボードへの対応が進むなど、地味ではあるものの多くの変化が訪れた年でした。今回は、2023年にはどのようなことが起きうるのか、昨年の動きを元に考えていきます。 日本国内での組み込みビジネス 日本国内における、2022年のUbuntuにとってもっとも大きな動きは、株式会社SRAとAdvantechによる日本国内での組込みサービス・サポートに関する業務提携が発表されたことです。これにより、日本国内で「Ubuntuを利用した産業用デバイスやエッジコンピューティングデバイス」が利用される場合の「ワンストップの相談先」が誕生することになります。これまでの「デバイスを自力で調達しつつUbuntuに詳しいソフトウェアベンダーを探す」といった対応に比べると、Ubuntuを採用するハードルが下がることになります。また、これまで英語での対応が要
Fedoraプロジェクトは現在、2023年4月に予定している次期リリース「Fedora Linux 38」に向けてさまざまなアップデートを計画しているが、とくにデスクトップ版において重要となる改善がユーザエクスペリエンス(UX)の向上である。そのひとつとして提案されているのがsystemdのタイムアウト処理を現在の2分から15秒に短縮するというものだ。Red Hatのエンジニアが中心となって開発を進めており、Fedoraプロジェクトの意思決定機関であるFESCoでの承認を待っている。 Changes/Shorter Shutdown Timer -Fedora Project Wiki この問題はデスクトップ版を開発するWorkstationワーキンググループが2年以上に渡って取り組んできたもので、ユーザがシステムをシャットダウンしようとする際に特定のサービスがハングしてしまうと、そのサー
この本の概要 アプリケーションの設計・構築・管理を継続的に見直し,変化に迅速な対応をする開発戦略として,注目されている「モダンアプリケーション」。高い俊敏性・柔軟性のある開発を実現し,ビジネスを成長させることができます。しかし,モダンアプリケーション構築に役立つプラクティスは抽象度が高いことから,現場に適用しにくいのではないでしょうか。 そこで本書では,架空の開発現場を題材に,実際のプラクティスを解説。サーバーレスやコンテナによる運用改善・CI/CDパイプライン構築による自動化・アーキテクチャ最適化などを実践する方法を,イメージしながら読み進められるようまとめました。要件にあった技術選択をする重要性も紹介し,アプリケーションや組織の規模にあった考え方ができるようなアクティビティ(問いかけ)も提供しています。 各企業の技術戦略などによって最適解は変わりますが,アプリケーションの課題を改善して
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『トップページ|gihyo.jp … 技術評論社』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く