先日Ovtoの新バージョン0.6.0をリリースしました。本稿では0.6の目玉機能「Ovto::Middleware」について解説します。 Ovto::Middlwareとは 昨年のアドカレで書いたように、これまでのOvtoはstateとactionの名前空間が1つしかなく、ある機能を複数のアプリ間で使いまわそうとしたときに取り回しがあまり良くありませんでした。 Ovto::Middlewareはこれを解決するためのもので、あるまとまったState, Actions, Componentの組を「ミドルウェア」として切り出すことができます。 ミドルウェア 各ミドルウェアは名前を持ちます。名前に使える文字はRubyのメソッド名と同じです(つまりハイフン等は不可)。 各ミドルウェアはアプリと同様、State, Actions, Componentを持ちます。ただし名前空間はミドルウェアごとに固有な