ウェスト・メンフィス3(ウェスト・メンフィス・スリー)は、1993年にアメリカ合衆国アーカンソー州ウェスト・メンフィス(英語版)で起きた殺人事件について、3人の男児を殺害したとして有罪判決を受けた3人の少年の呼び名である。 首謀者であるとされたAは死刑、残りのBおよびCは終身刑であった(A、B、Cの生まれはそれぞれ1974年、1975年、1977年で、当時は全員10代だった)。この事件は地域社会のみならず全米からかなりの注目を浴びた。被告少年達は地域内では普段から変わり者と見られ、悪魔崇拝者との噂もあったことに対し、地域の大衆がメディアの報道や普段からの偏見によって煽動されパニック(モラル・パニック)を起こし、少年達を犯人に仕立て上げた冤罪ではなかったかとの批判も根強い。 2011年8月19日、A・B・Cは無実を主張しつつ有罪であることを認める司法取引に応じ、10年の執行猶予で釈放された。