日本で働く外国人労働者数(約200万人)も外国人雇用事業所数(約32万カ所)も、直近では右肩上がりの状況が続いています。 外国人材が増えている今、労働現場はどのような姿になっているのでしょうか。 そして、国はどのような支援を打ち出しているのかについて、厚生労働省の担当者に聞きました。 解説:大久保 透弥 職業安定局外国人雇用対策課 企業への新しい風に 全国各地で活躍する外国人 昨年の外国人労働者数が200万人を超えたことが一つの大きなトピックになりました。一時はコロナの影響で増加率が鈍化したものの、外国人労働者数は増加傾向にあり、今回の200万人という数字につながっています。 在留資格別に見ても、2008年は日本人の配偶者の方などが含まれる「身分に基づく在留資格」が約半数でしたが、だんだんと「専門的・技術的分野の在留資格」や「技能実習」などの就労が認められる在留資格の人たちの割合が増えてき