大相撲の元関脇旭天鵬の大島親方(50)が師匠を務める大島部屋が5日、東京・葛飾区青戸の部屋で、部屋開きを行った。所属する伊勢ケ浜一門を代表して、伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)ら関係者が出席。神事が執り行われた後、この日、初めて使った土俵で、所属する部屋の力士9人や、一門の浅香山部屋の力士らが申し合い、ぶつかり稽古などで汗を流した。 9月の秋場所までは、大島親方も現役時代の最後に所属していた、旧友綱部屋で師弟が寝食を共にしていた。ただ、元友綱親方(元関脇魁輝)の持ち家を借りている状態で、独立は大島親方の悲願だった。初稽古を終えた大島親方は「うれしいね。昨日の夜までは不安だった。自分の部屋を持つっていうのは、また違うね」と、終始笑顔で話した。 部屋は木造の地上3階建てで、130坪もの広大な敷地を有している。大柄な力士が無理なくすれ違うことができるように、廊下は幅1メートルほどを確保。若い衆が過ご