2016年2月3日のブックマーク (2件)

  • コラム:ドル130円へ、マイナス金利で再起動=池田雄之輔氏

    2月3日、野村証券・チーフ為替ストラテジストの池田雄之輔氏は、マイナス金利導入という日銀のショック療法によってドル円相場は金利差・需給に即した中長期の上昇トレンドに復帰したと分析。提供写真(2016年 ロイター) [東京 3日] - すべての市場関係者にとって、「まさか」の驚きだった。日銀は1月29日、金融政策決定会合で「マイナス金利付き量的・質的金融緩和」の導入を発表した。超過準備付利の引き下げすらほとんど予想されていなかった中で、一足飛びのマイナス金利政策の発動は、これ以上ないサプライズである。 黒田東彦日銀総裁は、2%インフレ達成へのコミットメントが試される正念場だった。しかも、既存の量的・質的緩和の拡大では、「追加緩和余地がなくなるだけ」と受け止められ、アナウンスメント効果が発揮されない危険があった。 今回のマイナス金利導入は、日銀がインフレ目標を堅持するために現時点で想定し得た究

    コラム:ドル130円へ、マイナス金利で再起動=池田雄之輔氏
  • “黒田バズーカ3”韓国経済直撃 ウォン高加速で輸出悪化に拍車

    「黒田バズーカ第3弾」が韓国経済を直撃している。すでに深刻な輸出難に陥るなか、日銀のマイナス金利導入で為替のウォン高が急加速した。今後は欧州や中国でも通貨安が進むとみられ、韓国は独り負けになりかねない。 韓国の昨年の経常収支黒字規模は1059億ドル(約12兆8400億円)と初めて1000億ドルを超えた。ただ、中身をみると、輸出が2014年と比べて14%減ったのに対し、輸入が原油安の影響などで19%減とより多く減ったことが主な要因で、実態は「不況型黒字」だといえる。 さらに今年1月の輸出は前年同期比18・5%減と、リーマン・ショック後の09年8月以来6年5カ月ぶりの減少率を記録。前年割れは昨年1月以来実に13カ月連続という不名誉だ。 韓国はこのところ投資マネーの資金流出もあってウォン安が進んでいたにもかかわらず、輸出の押し上げ効果は生まれなかった。 そんなタイミングで、日銀のマイナス金利導入