10月たばこ販売7割減=値上げで落ち込み最大 10月たばこ販売7割減=値上げで落ち込み最大 日本たばこ協会が12日発表した10月の紙巻きたばこ販売実績は、前年同月比69.9%減の61億本に落ち込んだ。増税に伴う値上げが同月実施されて「たばこ離れ」が加速したほか、前月までの駆け込み需要の反動もあって、単月ベースの下落率は1997年4月の統計開始以降で最大。月間販売本数も最低を記録した。 値上げ幅は1箱当たり110〜140円と、これまでで最も大きかったが、販売本数の激減で10月の販売代金は58.8%減の1261億円。単月の売上高としては過去最低を更新した。 健康志向の高まりで喫煙人口が減り、喫煙者も高齢化しているため、たばこ販売は年数%ずつ縮小している。今回の大幅値上げが市場に与えた打撃は顕著で、同協会は、需要が回復するかどうかは「分からない」と話している。(2010/11/12-19:0