国立天文台は8月4日、おとめ座の方向に地球から約60光年離れた太陽型の恒星「GJ504」を周回する惑星「GJ504b」を、世界初となる「直接撮像法」で検出することに成功したと発表した。 成果は、東京工業大学、東京大学、国立天文台を中心とする国際共同研究チームによるもの。研究の詳細な内容は、米天文学専門誌「The Astrophysical Journal」2013年8月20日号に掲載される予定だ。 系外惑星の候補天体の数は、2013年7月現在、ケプラー衛星による有力な惑星候補も入れると3500個を越えている。これらのほとんどは、惑星が恒星前面を通過する際の明るさの変化を検出する「トランジット法」や、惑星の公転運動による恒星の速度ふらつきを高精度分光観測で測定する「ドップラー法」など、間接的な観測によるものだ。 一方、系外惑星を直接撮影する「直接撮像観測」は非常に挑戦的な課題である。とりわけ
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