数ヶ月間日雇いだけで生活していたことがある。あの空間は異常だった。 八時間勤務で八千円程度の仕事を二連続、下手したら三連続とか入れる癖に、 パチンコに千円札を突っ込み続けることを全く疑問と思っていない人たちが居た。 そしてタバコを日に一箱吸い、酒を飲み、一食(コンビニ)で千円使うことを何とも思わない。 そして宿がないため派遣事務所の床で寝る。 将来に対してまともな計画を持っている人間は一人もいなかった。 肉体労働者が必要なのはわかる。 ビルを解体したときの瓦礫を運ぶ人間が、必要なのはわかる。 高層マンションの内装を、一階から階段で上げる仕事など普通の内装屋がやるわけがない。 日に三件も回らなければいけない引っ越し屋が、社員だけですべてを回していくのは不可能だろう。 広大な倉庫で、無数の商品を、一つ一つ宛先に合わせて詰める作業は、未だ機械が代わってくれるものではない。 一晩で設営しなければな
「ネットカフェ難民」という言葉が初めて使われたのは、2007年1月に放映された「NNNドキュメント」(日本テレビ)だった。たまたま深夜にこの番組を観た私は、暗澹たる気持ちを抱えたまま、布団にもぐりこんだことを鮮明に覚えている。 番組では、10代、20代の男女が昼は日雇い派遣で働き、夜はネットカフェの椅子で眠りながら、100円200円を必死で切り詰めて生活している姿が映し出されていた。ある18歳の女の子の手帳には、「強くなる」「責任感を持つ」の言葉の後に「夜ご飯食べない」という文字が書かれていた。 どうしてそういう生活に陥ってしまったのか。誰も頼る人はいなかったのか。這い上がるチャンスはどこにもないのか──「夜ご飯食べない」という言葉が放つ切実さに衝撃を受け、疑問が次から次へとわいた。以降気がつけば、私は貧困やワーキングプアを取り上げたドキュメンタリーをチェックするようになっていた。 この手
前回の「タイムスイッチ法」に続き、今回は「ズームスイッチ法」を使って自分の思考を変え、モチベーションをコントロールする方法を紹介します。 自分の視界を切り替える ズームスイッチ法とは、自分の「視界」(=ズーム)を低い場所から高い場所、または狭い場所から広い場所へと切り替えることで、モチベーションを継続させる方法です。 私は、つらいことや嫌なことがあると、地球儀を眺めるようにしています。すると視界が一気に広がって、地球規模で見たら東京は点のような存在に思えてきます。そして、そこにいるちっぽけな自分の悩みなんてたいしたことないなと楽な気持ちになるものです。地球儀は、ズームスイッチして自分を俯瞰(ふかん)するための、補助ツールになっているのです。 仕事で顧客を怒らせてしまい、関係がこじれてしまった。会社には迷惑をかけてしまったし、上司にも申し訳ない…。こういう状態の時は、視野狭さくになっていて、
記録更新の“立役者”となった英スピードの水着「レーザー・レーサー」。日本水泳連盟が選手に着用を認めたメーカーは、デサント、アシックス、ミズノの3社のみだったが、選手がレーザー・レーサーを“試着”したところ16人が日本記録を更新した。 日本でスピード製品の開発、製造、販売の権利を持つのはゴールドウイン。アスレチックスタイル事業本部の小嶋正年スピード事業部長は「レーザー・レーサーで記録更新ラッシュが起きると、既に宣言していた。今年は水着開発の元年」と誇らしげに語る。 その自信の背景にはレーザー・レーサーの素材がある。従来の日本製品と一線を画す決定的な違いがあるのだ。 ミズノとの契約終了が転機に 2007年5月まで、スピードの水着は、スポーツ用品首位のミズノが42年間にわたってライセンスを保持していた。スピードの水着に変革が起きたのは、この契約が切れる時期と重なる。 スピードは1914年に、オー
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