ブックマーク / molmot.hatenadiary.org (9)

  • 書籍 「黒沢清の映画術」 - 映画をめぐる怠惰な日常 2004〜2011

    9)「黒沢清の映画術」 黒沢清 (新潮社) 「映像のカリスマ」の増補改訂版が今夏発売というのは、キー坊周辺のサイトやブログでは散々語られているので、「映像のカリスマ」を持っている身としては買うべきか否か判断に迷うところだったので、書店に並ぶ書を手にとって中身を眺めると、ロングインタビューで全作が語られているだけなので、増補改訂版どころか全く違うではないかと思って購入したが、これは自分がよくその周辺情報を読んでいなかった為の勘違いで、「黒沢清の映画術」は「映像のカリスマ」の増補改訂版とは別物で、そちらは来月後半に発売されるとのこと。 では、「黒沢清の映画術」は買う必要がなかったのかと言えばそんなことは全く無い。むしろ、かなり面白そうだと胸膨らむ内容に思えた。黒沢清の自主映画時代から1作1作への言及も当然面白いが、個人的には書が優れた伊丹十三論になっていることに驚いた。 当然ながら、それは

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    qinmu 2023/03/14
  • 再現された『ラブ&ポップ』幻のラストシーン - 映画をめぐる怠惰な日常

    ラブ&ポップ 特別版 [DVD] 出版社/メーカー: キングレコード発売日: 1999/12/29メディア: DVD購入: 1人 クリック: 41回この商品を含むブログ (27件) を見るラブ&ポップ SR版 [DVD] 出版社/メーカー: キングレコード発売日: 2003/07/24メディア: DVD購入: 1人 クリック: 126回この商品を含むブログ (65件) を見る 『ラブ&ポップ』で当初撮影されたラストシーンは、完成した映画に観られるものとは違うものだった。 完成した作品のラストは↓にあるような渋谷川を歩く主人公たちを1カットで捉えたものだった。全篇民生のデジタルビデオカメラで撮影されたこの作品で唯一35mmになるのがこのラストで、脚には「35ビスタになる。フィルムのありがたみを感じる観客」というト書きが書かれていたほどだ。実際、ビデオやDVDで観ると、特にレンタル版で流通し

    再現された『ラブ&ポップ』幻のラストシーン - 映画をめぐる怠惰な日常
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    qinmu 2009/02/01
  •  幻の松江哲明監督作『ハメ撮りの夜明け 完結編』7月13日(日)阿佐ヶ谷ロフトAで解禁 - 映画をめぐる怠惰な日常 2004〜2011

    7.13(Sun) <ハメ撮りの夜明けとセックスと嘘とビデオテープとウソ> 松江哲明(監督)×若杉公徳(漫画家「デトロイト・メタル・シティ」) 「ハメ撮りの夜明け 完結編」04年/116分(予定)/制作:ハマジム プロデューサー:カンパニー松尾 演出、構成:松江哲明 「セックスと嘘とビデオテープとウソ」08年/30分/制作:チップトップ 演出、構成:松江哲明 04年にCS放送されたものの、諸事情により封印されていた「ハメ撮りの夜明け完結編」が復活。カンパニー松尾率いる人気メーカーハマジム設立の瞬間と、AV制作者たちの精子と生死に満ちた日々と、松江哲明の恋愛模様が記録された長編AVドキュメント。また「あれから4年後」に制作され、ガンダーラ映画祭では多くの観客をドン引きさせた問題作「セックスと嘘とビデオテープとウソ」も同時上映されるが、実は続編とも言える内容となっている。ゲストは実写化が話題に

     幻の松江哲明監督作『ハメ撮りの夜明け 完結編』7月13日(日)阿佐ヶ谷ロフトAで解禁 - 映画をめぐる怠惰な日常 2004〜2011
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    qinmu 2008/07/09
  • 市川崑のCMたち - 映画をめぐる怠惰な日常 2004〜2011

    昨日亡くなった敬愛する市川崑監督の業績を数回に分けて振り返ってみたい。1965年に毎日放送で製作した伊丹一三主演のテレビドラマ『源氏物語』の映像も一部紹介する予定。 まずは、CM監督としての市川崑を見ていきたい。 市川崑が初めてコマーシャルフィルムを撮ったのは、1966年の『ホワイト・ライオン』だ。加賀まりこ主演の60秒のライオン歯磨きの広告だが、この作品は『黒い十人の女』のリヴァイヴァル上映の際に併映されたので、観た人も多いと思う。モノクロ・ハイキーのちょっと驚くほどソフィスティケイテッドされた映像に息を飲んだ。このCFでの加賀まりこの美しさは『月曜日のユカ』を超えている。ちなみに加賀まりこと市川崑の接点はこの作品と、数少ない舞台演出を手掛けた1968年の『弥次喜多・東海道中膝栗毛』のみで、不思議と映画では組んでいない。 『ホワイト・ライオン』に話を戻せば、僅か60秒と言えども、シナリオ

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    qinmu 2008/02/18
  •  『大日本人』 - 映画をめぐる怠惰な日常 2004〜2011

    140)『大日人』 (Q-AXシネマ) ☆☆☆ 2007年 日 吉興業 カラー ビスタ 113分 監督/松人志    脚/松人志 高須光聖    出演/松人志 竹内力 UA 神木隆之介 板尾創路 【終盤内容も含む】 『大日人』をめぐっては、12年前の北野武による『みんな〜やってるか!』公開の際の状況とある種似ていると思うことがある。一部を除き殆ど試写を行わずに公開し、作品に関して飛び交う戯言は―、当時はネットが普及していないので映画ジャーナリズムでの論調ということになるのだが―、自分が如何にたけしを理解しているかを牽制し合い、『映画芸術』での吉隆明みたいに、絶賛しつつ「見た事はないが、テレビでやってる風雲たけし城と同じようなものかもしれないが」といったようなことを言いだすものだから、そこまでズレているなら、見ていない番組を持ち出すことなどないではないかと思わせられ、むしろ

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    qinmu 2007/06/06
  •  『KIYOSHI KUROSAWA EARLY DAYS:蓮實重彦×青山真治×黒沢清』 2006年08月05日 (アテネ・フランセ文化センター) - 映画をめぐる怠惰な日常 2004〜2011

    こないだ言ってた、海外の日映画サイトに『「黒沢清の映画術」(新潮社)発刊記念 KIYOSHI KUROSAWA EARLY DAYS:トークプログラム  蓮實重彦×青山真治×黒沢清』の動画があるらしいというネタの続き。 見れるヒトは見れたみたいなんで、フーンと思ってたらYOU TUBEにも上がってた。たぶん、同じ素材じゃないかなと。同じヒトがあげているのか、そこの動画を落としてきて誰か別人がこっちに上げているのか知らないが、兎に角、これで自分もようやく見れたが、実際にあの場でライブでは見れずに後の回でビデオ撮影したものを見た者としては、一見してわかることだが、当然アテネ・フランセ側からの流出ではない。全篇ハンディなので勝手にか許諾を得たのか知らないが、後方から手持ちで撮影したものですな。音声もライン通してないし。 こんなんアップして大丈夫かいなと思うのだが、自分は単にこんなんありましたで

     『KIYOSHI KUROSAWA EARLY DAYS:蓮實重彦×青山真治×黒沢清』 2006年08月05日 (アテネ・フランセ文化センター) - 映画をめぐる怠惰な日常 2004〜2011
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    qinmu 2007/01/26
  • TV 『本物の映画作りとはこれだ!名匠・市川崑が手掛けるミステリー超大作の舞台裏』 - 映画をめぐる怠惰な日常 2004〜2011

    物の映画作りとはこれだ!名匠・市川崑が手掛けるミステリー超大作の舞台裏』(日映画専門チャンネル)2006年  日 日映画専門チャンネル ビスタ 30分 そろそろ、関連番組等やらイベントやらもあるので、チェックが欠かせないが、まずは、日映画専門チャンネルのメイキングから。30分しかないので不満だが、まあ、開巻の背景を30年前のモノを流用した、例のシーンの撮影風景で、石坂浩二の歩きに合わせてグリーンバックも動かしているのとか、ちょい興味を引いたぐらいか。 後は、市川崑の明快な喋りと呆けてなさ具合に安心し、もう一は確実に行けると安心する。 ■映像資料 ①『犬神家の一族』1976年版予告&2006年版特報・予告 ②『犬神家の一族』『悪魔の手毬唄』『獄門島』『女王蜂』『病院坂の首縊りの家』のタイトルクレジット比較。殊に、『悪魔の手毬唄』での岸恵子の科白から、タイトルに入るタイミングは映

    TV 『本物の映画作りとはこれだ!名匠・市川崑が手掛けるミステリー超大作の舞台裏』 - 映画をめぐる怠惰な日常 2004〜2011
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    qinmu 2006/12/05
    Youtube:『犬神家の一族』1976年版予告&2006年版特報・予告、『犬神家の一族』『悪魔の手毬唄』『獄門島』『女王蜂』『病院坂の首縊りの家』のタイトルクレジット比較。
  • 映画 『ホステル』 - 映画をめぐる怠惰な日常 2004〜2011

    261)『ホステル』〔HOSTEL〕  (シアターN渋谷) 30分観ただけで帰ったので評点なし(嘔吐バックにあらず)2005年 アメリカ ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント カラー スコープ 93分 監督/イーライ・ロス    脚/イーライ・ロス     出演/ジェイ・ヘルナンデス デレク・リチャードソン エイゾール・グジョンソン バルバラ・ネデルヤコーヴァ 三池崇史 シアターN渋谷という映画館がある。ユーロスペース移転後に入ってきた日販が運営する映画館で、あの場所に映画館が存続するというだけでも嬉しいのに、上映作品は『ホテル・ルワンダ』や『ホステル』等、興行的に難しく思われる作品を積極的にかけてくれる、支持したい劇場として好感を持っていた。水曜千円なのも良いし。 映画館に割合足を運ぶことが多いと、上映中のトラブルというものに何度か遭遇することがある。 最も多いのはフィルムが切れる

    映画 『ホステル』 - 映画をめぐる怠惰な日常 2004〜2011
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    qinmu 2006/11/05
    シアターN渋谷の上映トラブル顛末。
  • 映画 『犬神家の一族』 - 映画をめぐる怠惰な日常 2004〜2011

    第19回東京国際映画祭  クロージング 258)『犬神家の一族』  (TOHOシネマズ木ヒルズ) ☆☆☆☆2006年 日 「犬神家の一族」製作委員会 カラー ビスタ 135分 監督/市川崑    脚/市川崑 日高真也 長田紀生    出演/石坂浩二 松嶋菜々子 尾上菊之助 富司純子 松坂慶子 萬田久子 深田恭子 中村敦夫 仲代達矢 http://www.inugamike.com/movie/inugamike-y01.asx:movie=wmv ※全シーンを前作と新作で比較したものになる予定なので、書きあがった分から順次アップしていくので未完文 第19回東京国際映画祭クロージングの『犬神家の一族』は、前売りチケットが取れなかったし、当日券取ろうとも思ったが、忙しくなったので控えることにした。どうせ、公開時かその前にでも巧くすれば試写会で観る機会もあるだろうと。 昼前に友人が、六

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    qinmu 2006/11/02
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