[ワシントン/ニューヨーク 1日 ロイター] 米供給管理協会(ISM)が1日発表した6月の製造業景気指数は56.2となり、前月の59.7から低下した。低下は2カ月連続で、6月の指数は6カ月ぶりの低水準となった。 ただ、景気を見極めるうえでの分岐点となる50は、11カ月連続で上回っている。 価格指数が急低下したことで、米連邦準備理事会(FRB)が超低金利政策の解除を急がないとの見方が裏付けられた。 IHSグローバル・インサイトの米国主任エコノミスト、ブライアン・ベスーン氏は「製造業部門におけるモメンタムは減速しつつある。しかし、今回の統計では、近い将来に突然、伸びが減速するとの兆候は示されていない」と述べた。 ただ「物価(上昇)圧力は消滅したも同然だ。こうした環境下では、FRBは長期間にわたり金利を据え置くと予想される」と述べた。
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