ここ数年、さまざまなシーンで聞かれるようになったプロダクトマネージャーという役割。 しかし、企業によって仕事内容や考え方は違うため、次のキャリアステップとして描けている人は必ずしも多くないかもしれない。そこで、各社のPMの仕事や思考について3回の連載でお伝えする。 最終回となる今回は、10秒で作成できる献立アプリ「タベリー」を運営する株式会社10X社長の矢本真丈氏にインタビュー。矢本氏がタベリーにたどり着いた背景や、プロダクトの作り方、PMとして成長するために適した環境などについて伺った。 まずは、矢本さんのこれまでのご経歴を教えてください。 矢本僕は東北大学と大学院時代はアメリカンフットボールに明け暮れていて、将来はコーチとして生計を立てたいと考えていました。そんなさなか、東日本大震災が発生。すぐに地元の復興支援のボランティアを始めましたが、だんだんと自分の無力さに虚しくなったんです。