国内メーカーの上位モデルが並んだ前回から一転。今回は5機種中4機種が海外製品となった。それもダイヤモンドのように輝くヘッドフォンから、某軽音楽アニメで有名になったモデルまで、個性豊かなヘッドフォンがそろっている。デザインもさることながら、音の評価も気になるところだ。 本題の前に恒例「野村ケンジの一言アドバイス」コーナー。今回は「開放型」にがテーマだ。 ――今回と次回で「開放型」と「密閉型」を取り上げたいと思います。まずは開放型からお願いします。 野村氏: 開放型、オープンエアー、オープンバックといった呼び方がありますが、要はハウジングで密閉していない、開放されたスピーカーを搭載するヘッドフォンのことです。 メリットは、音の特性がスピーカーの素の特性に近いこと。特長が素直に現れため、音質的な意味では優位といえます。ひずみが少ないので空間的表現も上手。広がり感のある音になります。 このように、