私がブログを始めて、まわりの友人から意外だと指摘されることが多いのは、ヘッダのイラストを自分で描いているということ。『ニュータイプ』や『momoco』時代は、ミニコミの延長上でまわりからヘタウマ画を描かされたりはあったが、なにぶん若いころの話。この13年間の週刊誌編集者時代は、ほとんどそういう酔狂ぶりを発揮することはなかった。私は雑誌編集者としては、まずプロであるべしという自覚の下、割と典型的な文字表現型のシリアスなタイプの編集者だったと思う。だが、こうしてブログを始めてみて、まるでこの13年間がウソのように、高校時代のミニコミのノリを思い出し、好きなように文章を書いたり挿絵を描いたり写真を入れたりして構成することを楽しんでいる。これは、1ヶ月前にブログを始める前には、まったく想像もできなかったことだった。 絵を描いたりする表現力というのは、個人差がある。マンガが好きなのに、描くのは苦手と