まさに小浜さんのお子さんは、「書くこと」を大量にやっているわけですが、覚える手段として主に「書く」を選択すると、おそらく1つの定期テストにかける試験勉強期間は1カ月は必要になるでしょう。そんな膨大な時間を使うことはもちろん普通はやりません。 実際、これまで筆者が指導してきた数千人の中学生で、実際に高得点を取ってくる子は、ほとんど書いて覚えてはいませんでした。 なぜか書いて覚えるという手段は、まるで正しい“文化”であるかのように浸透しています。書いていると勉強している気になるのかもしれませんが、効果は薄いのです。やるとして、どうしてもできない問題を、最終手段として書いて覚えるということくらいです。 では、「覚える」とはどのようなことをいうのでしょうか。それは次のことです。 覚えるとは「自分で繰り返しテストすること」。 自分でテストをする過程で、インプットしていく 例えば、問題集を繰り返し解く