400戦無敗・伝説の格闘家として、世界中にその名をとどろかせる、ヒクソン・グレイシー。彼が無敵を誇るようになった背景には、どのような考え方があり、いかなる原動力が働いていたのか。初の著書となる『ヒクソン・グレイシー 無敗の法則』(ダイヤモンド社)でも語られた、日本人や柔術への想い、闘うことをやめた理由、そしてこれからの人生や夢について……。全4回にわたって迫っていく。 (聞き手/ダイヤモンド社書籍編集局) ――ヒクソン、あなたはとても親日家だとうかがいました。 ヒクソン・グレイシー(Rickson Gracie) 1959年11月21日生まれ。ブラジル出身。柔術家。総合格闘技の歴史にその名を刻む「グレイシー柔術」最強の使い手として知られる。初来日時に付けられた「400戦無敗」というキャッチフレーズはあまりにも有名。現役時代は並み居る強豪を次々と撃破し、総合格闘トーナメント「バーリ・トゥード