自意識過剰な非モテ文科系男子が読める面白い本を探すのに常に余念のない私(笑)であるが、先週、「よっしゃー、ガガガ・ルルル文庫を全冊買ったから、これの最速レビューを書こう!」と思っていたのであるが挫折した。 いや田中ロミオは想像していたよりも面白かったですよ。ホーカーシリーズのような趣きがあった。ただ主人公自身の設定があまり生かされていない点とか序盤のあまりのもたつきがもったいないなとは思った。ま、このあたりはどちらかというと編集の指摘でどうとでも治るので瑕疵としてはそれほど大きくない。 そんなことより、なんでガガガ文庫とかのレビューが出来なかったのかというと、それは非モテ歌人・穂村弘のエッセイを読んでしまったからである。 なんていうの……小学生の時に遠藤周作・北杜夫のエッセイにハマって、中島らもや原田宗典に中高校生の頃にハマったような衝撃が走ったね! もうムチャクチャに面白くてすぐさま書店