ノーベル賞のパロディーで、ユニークな研究に贈られる「イグ・ノーベル賞」の授賞式がアメリカのハーバード大学で行われ、5歳の子どもに食べ物をはき出させて1日に分泌する唾液の量を計算した千葉県の大学教授が「化学賞」を受賞しました。日本人の受賞は13年連続です。 このうち「化学賞」は千葉県浦安市の明海大学保健医療学部の渡部茂教授らのグループが受賞しました。 渡部さんは、別の大学に勤めていた24年前、子どもの歯の健康に唾液が果たす役割の研究で、5歳の子ども30人に食べ物をかませて飲み込む直前ではき出させる方法で唾液の量を測りました。 その結果、1日の分泌量はおよそ500ミリリットルに上ると結論づけた論文を発表しました。 渡部さんは実験に協力した3人の息子と授賞式に出席し、すでに大人になった息子たちにバナナを食べさせて当時の実験の様子を再現すると会場から大きな笑い声が上がっていました。 渡部さんは「ま
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