WhatsAppを2014年序盤に買収しようとしたもののフェイスブックに190億ドルで奪われる結果となったグーグルだが、目下開発に取り組んでいるメッセージングサービスは、人とコンピュータとをつなぐものだ。 カギを握るのは“チャットボット”だと、『ウォールストリートジャーナル』の2015年末の記事が報じていた。カナダ発のKikや中国のWeChat(微信)といったチャットサービスですでに使われているしくみだ。 別の報道によると、グーグルのコミュニケーション部門の副社長ニック・フォックスが開発チームの陣頭に立ち、人工知能(AI)を利用したメッセージングサービスに取り組んでいるという。AIと機械学習の分野でのグーグルの経験が強みになっている。 グーグルのこの新サービスにはすでに先行例がある。アップルのSiriにも通じる、会話を利用した一種のコンシェルジュ・サービスで、サンフランシスコで地元のレスト