包丁は毎日使っているうちに刃先が磨耗して、どんどん切れにくくなっていきます。特にプラスチック製のまな板を使用していると、木のまな板を使うよりもさらに包丁の刃先が磨耗しやすく、切れ味もすぐ悪くなります。包丁は少なくとも、月に数回研いでください。研ぐことによって、本来の能力を発揮させることができます。また、実際にお使いになる際も、満足感を味わっていただけるはずです。 砥石の種類 包丁を研ぐためには、まず砥石が必要です。砥石には、天然砥石と人工砥石があります。天然砥石は軟らかすぎず硬すぎないものをお選びください。砥石は比較的減りやすいものがよく、使い減りしにくい砥石は、包丁の刃がつきにくいようです。砥石は質と目的によって、次の三丁を揃えるのが理想的です。 荒砥石(堺刀司赤箱) 切れなくなった刃物や、少し欠けた包丁を研ぐとき 中砥石(堺刀司緑箱) よく切れるようにするとき 仕上砥石(堺刀司青箱)