清武英利球団代表(61)の“逆上”で巨人再生が一気に加速する。渡辺恒雄球団会長(85)から来季のコーチ人事を差し替えされ、ゼネラルマネジャー(GM)職を剥奪されたことから、告発記者会見を開いた清武代表兼GM。自業自得の“自爆テロ”となるのか。 前代未聞の造反劇。球団事務所などでできるわけがないから、記者会見の場を他にしたのは当然だが、ホテルではなく、日本野球機構(NPB)の監督官庁の文科省というのが、いかにも虎の威を借る狐の清武流。涙まで流すパフォーマンスぶりだ。 そして、「大王製紙やオリンパスのように、企業の権力者が会社の内部統制やコンプライアンスを破るようなことがあってはならない」と渡辺球団会長の人事差し替えを声高に非難した。が、側近ナンバーワンを自任してその最高権力者の権威を後ろ盾にしてやりたい放題やり、結果を出せなかったのが清武GMだ。フロントは側近ばかり。批判的な記事を書かれ