昨年12月から国際宇宙ステーション(ISS)に滞在中の日本人宇宙飛行士、野口聡一さん(44)が事前に送っていた宇宙食が、野口さん到着前に食べられていたことが23日、一部報道で分かった。人類史上初の「宇宙食ドロボー」かと思いきや、実は同僚外国人飛行士が野口さんと名前が似ている前任の若田光一さん(46)の「置き土産」と思い込んでゴチになったという。 野口さんは昨年12月23日、ロシアのソユーズ宇宙船でISSに到着、約5カ月間の長期滞在に入った。滞在中は日本の実験棟「きぼう」での科学実験など、多くのミッションをこなす。 腹が減っては“いくさ”はできない。宇宙空間では食べることは大きな楽しみでもある。野口さんもISSで活躍するために、事前に自分の荷物と一緒に日本の宇宙食を送っておいた。 ところが、到着して荷物をみると、宇宙食の一部が何者かに食べられてしまっていた。人類史上初の「宇宙でのドロボー」が