(2009/01/23) 1月上旬に行われた神楽坂アグネスホテルでのアートフェア「ART@AGNES」でのTARO NASUギャラリーの部屋は、実質上佐々木憲介の個展として開催された。佐々木憲介は、1985年生まれの非常に若いアーティストであり、身の回りのものたち、例えば雑誌の切り抜きや映画のワンシーンなどをモチーフに大胆な筆致で大量の絵画を日々生み出している。 佐々木憲介は、自らの絵に関して、特定の解釈に導いてしまうよりも見る人の感性にゆだねたいと考えているアーティストだ。そのため、今回は"あえて"作家のコメントを掲載していない。彼は2008年の9月から10月にかけてタロウナスギャラリーで個展を開催し、その際に100点もの新作を描いたという。さらに2009年1月のART@AGNESの個展でも数多くの新作を展示した。彼は雑誌の切り抜きや映画のワンシーンをモチーフに、イメージが溢れんばかりに