2012年11月12日18:36 カテゴリ アンプルール ラグジュアリーホワイト ウォッシングフォームの改正 鏡に映る私はとんでもない顔をしていた。アイラインもマスカラもあったものじゃない、さっきまで顔を押しつけていた枕の状態を想像して罪悪感。蛇口を開くと冷たい水が両手を包んでいく。だんだんそれが温度を持って、首とか、肩とか、背筋に絡みついていた金属みたいな力を、指先から引っ張り出していく。 私はそのまま床に座り込んで、声を出さずにもう一度泣いた。 ─ 『流水式』~接近する長月~ ─ 化粧を落として台所に入るとお母さんはブリに包丁を入れていた。 「大根切ってくれる」 「ブリ大根?」 「うん」 小さく鼻をすすりながら、壁にかけられた赤いチェックのエプロン身につける。冷蔵庫を開けると新鮮な大根が1本、どうぞご自由にと横たわっていた。それを手にダイニングに向かう。テーブルには既にまな板と包丁が置
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