馳文部科学大臣は閣議のあとの記者会見で、2020年夏のオリンピックの東京招致を巡るフランスの検察当局の捜査に関連して、大会招致を進めるうえでの情報収集にコンサルタント会社が極めて重要な役割を果たしたという認識を示しました。 そのうえで馳大臣は、東京への招致にあたり、IOCが東京電力福島第一原発の事故による汚染水の問題に懸念を示していたとして、「買収ではなく、どうしたらIOCの会長選挙の流れを読み、汚染水の問題にきちんと応えることができるのかなど、核心的な情報を得るにはコンサルタントが果たした役割は極めて大きいと思っている」と述べました。 また、馳大臣は「領収書や関係資料は守秘義務があるので直ちに開示できないが、もし開示できるものがあるならば、丁寧に対応したほうがよい」と述べ、招致委員会で理事長を務めたJOC=日本オリンピック委員会の竹田会長など当時の担当者を中心に、説明責任を果たすよう求め