ブックマーク / arisan-2.hatenadiary.org (4)

  • スターリンの「一国社会主義理論」 - Arisanのノート

    スターリン―政治的伝記 作者: I.ドイッチャー,上原和夫出版社/メーカー: みすず書房発売日: 1984/07メディア: 単行この商品を含むブログを見る年末から体に不調があって、正月休みは遠出をせず、このを読んでいた。 それで、「第一巻」「第二巻」と分かれている「第一巻」の方を、三が日の間に読み終わった。 ちょっとメモ的に書いておく。 先に書いたように、著者のドイッチャーは「スターリンはなぜ成功したのか」という問いを立てているのだが、書の前半でスターリンが権力の中枢を握るようになった大きな理由としてあげられているのは、革命後のソ連の政治機構が、動乱のなかで革命を守護するという必要から、次第に独裁色を強め、巨大な官僚的機構にならざるを得なかったという背景である。 革命を救うため、党は独立心と批判精神と勇気を持つ革命家の自由な集まりでなくなってしまった。党の大部分はますます強力になって

    スターリンの「一国社会主義理論」 - Arisanのノート
    questiontime
    questiontime 2014/01/06
    「自負と安定に安らい続けたいという人々の願望」はすぐ身近にもありますね。スターリンは出てこないと思いますが。
  • 誇りと分裂 - Arisanのノート

    『日が誇るべきこと、省みること、そして内外に伝えるべきこと〜「慰安婦」問題の理解のために』 http://bylines.news.yahoo.co.jp/egawashoko/20130525-00025178/ このインタビューの中で大沼氏が語っているように、個々の被害者の在り方は当然ながら多様であり、そのなかにはきっと、「女性基金」のような形でも救済(謝罪や補償)に応じたいという方たちも居られたであろう。 その人に関しては、たしかに両国の国家の理屈や国民的な論理といったものからは、こぼれ落ちてしまうことになるだろうと思う。だから、このような民間の形をとってでも救済することは、時には必要であったり、貴重な人間的な尽力であるのだろう。 そこまではよい。 だが問題は、そのこと(「女性基金」のような民間の活動)が、もし来国家が為すべき謝罪や責任の明確化や補償といったことの、免責や曖昧化に

    誇りと分裂 - Arisanのノート
  • 「面会拒否」は橋下の方である - Arisanのノート

    こういう論調が出てくることは予想できたが、これがこの国のレベルかと、ほんとに情けなくなる。 http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130524/waf13052411210009-n1.htm 元「慰安婦」の人たちは、たいへん高齢であるにも関わらず、何度も来日されて日各地で証言集会などを行なっておられる。 その理由はもちろん、日が過去にこんな反人道的な行為を行なって、この人たちに多大な被害を与え、今日にいたるまで謝罪も補償もしていないからである。 そのために、この高齢の人たちは、加害当事国である日に幾度となく足を運んで、自分の過酷な被害体験を大勢の前で語らねばならないことになっているのだ。 多大な迷惑をかけているのは、元来、日のわれわれの方なのだ。 まして、わざわざ大阪市役所まで来なければいけなくなった理由は、昨年から繰り返

    「面会拒否」は橋下の方である - Arisanのノート
    questiontime
    questiontime 2013/05/25
    至言。 「元々、暴言を謝罪・撤回していない人間に、つまり暴力を反省しないばかりか振るい続けている人間に、被害者の側があえて会う義務などはない。彼女たちが面会をキャンセルしたのは、当然のことだ。」
  • 非歴史的な態度 - Arisanのノート

    風知草:グローバルの壁=山田孝男 http://mainichi.jp/opinion/news/20130520ddm003070103000c.html この記事を読むと、今回の一連の橋下発言に対する内外からの抗議・批判が、日政治家や大衆のなかに、どのような反応を生じさせたかがよく分る。 それは、『「慰安婦」制度は必要だった』という橋下の発言内容を「口にするべきではない真実」として内輪で密かに共有することによって、強者(アメリカ)への従属という処世上の要請と、新自由主義的な社会に適合した狭小で排他的な国民的自己意識(プライド)の確保という欲求との、両立を図ろうとする退行的な態度である。 端的に言ってしまえば、この社会の大勢が今回の出来事から学んだのは、こういう姑息な逃げ道を作ることだけだったのだ。 安倍首相は橋下発言に関して、「自分たちの立場とは違う」というようなことを言ったが、そ

    非歴史的な態度 - Arisanのノート
    questiontime
    questiontime 2013/05/22
    良記事。「現代の眼で過去を裁くな」という論を用いる時、それが実は自己の否定的な過去を引き受け、向き合いたくないがための便法になっていないかをよく自省しなければならない。
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