箱根駅伝を連覇した青山学院大学駅伝部。監督を務める原晋氏は、その功績を評価されるなか、陸上競技にたいする独自の考え方も注目されています。今回は、原監督が推奨する、陸上界の常識に囚われないトレーニング理念についてお話します。 ■腕が振れなくなるので、腕立て伏せはしない 筋力トレーニングの定番である腕立て伏せ。長距離走では、腕を振るための筋肉として求められてきました。青山学院大学の駅伝部では、腕立て伏せをおこないません。腕立て伏せで鍛えられる筋肉の一部に、三角筋という肩の筋肉があります。 原監督の考えは、この三角筋がついてしまうと腕の動きが硬くなり、走る際、腕が十分に振れなくなってしまう、というものです。サッカーやラグビーなどの競技とは違い、他の選手との接触が少ないため、必要以上の筋肉はつけない、という考え方です。 ■酸素を多く消費してしまうので、腹筋はしない マラソンなど長い距離を走るうえで
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