こう問いかけられたら、 わたしは「今」と答えると思う。 今の嵐が好きだ。 トップになるって夢を絶対叶えようね、と涙ながらに語って誰かに笑われていたかつての彼らは、紅白歌合戦の大トリを務めるまでに大きくなった。 グループとしてゴールデンのレギュラー番組を2本持ち、それぞれ個人での冠番組やラジオ、バラエティーにドラマや映画と日々忙しく過ごしながらも、毎年のアルバム発売とコンサート開催を欠かすことなく続けている。 そんな中で一年を振り返ったときに、「たのしかった」「充実していた」「ありがたい経験だった」と本当に穏やかに幸せそうに語ってくれる彼らが好きだ。 きっと、嵐のメンバーたちは誰ひとりとしてこの現状を当たり前だとは思っていないし、ずっと感謝している。 そして同時に、決していつまでもこの現状が続くわけではないこともきちんとわかっている。現状に満足して胡座をかいていたらあっという間に蹴落とされ追