タグ

2007年12月15日のブックマーク (2件)

  • 「コンパクトシティ」こそ高齢化社会のトレンド / SAFETY JAPAN [森永 卓郎氏] / 日経BP社

    2011年春に、九州新幹線が全線開通する。現在は新八代~鹿児島中央の区間で営業しているが、残る博多~新八代が開通することによって山陽新幹線とも接続。新大阪から鹿児島中央までの直通列車が運行されることが決まっている。 また、博多~熊はわずか35分、博多~鹿児島中央も1時間20分ほどで結ばれることになり、九州の交通地図は大きく書き換えられることになる。 九州新幹線の全通により、とくに関西から九州各地を訪問する観光客が増加することが期待されており、地元各県はバラ色の未来を描き、観光振興策を練っているところだ。 確かに、全線開業が九州全体に大きな経済効果をもたらすことは明らかだ。近年開業した北陸新幹線(高崎~長野)、東北新幹線(盛岡~八戸)、九州新幹線(新八代~鹿児島中央)では、開業によって鉄道利用者が3割から5割程度増えている。 交流の活発化による経済効果の拡大、移動時間の短縮による人

  • 雪という“自然エネルギー”を生かす知恵 / SAFETY JAPAN [船瀬俊介氏] / 日経BP社

    2007年、この夏の暑さはすさまじかった。 そんなころ、仲間と新潟・上越に旅した。老舗ワイン蔵を訪ね、地下のワイン貯蔵庫を見学。重厚な二重扉を開ける。気持ちいい涼気に思わず歓声が上がる。なんと、その冷気は地下蔵に貯蔵した大量の雪から発していた。 外は真夏の炎暑。それが地下数m入った地下室には、天井まで届く大量の雪。見上げながら感服した。これぞ天然のクーラー。電気代はタダ。冬の間に積もった大量の雪を地下蔵に放り込み、詰め込んでおいただけ。それで炎天の一夏も、電気クーラーを一切作動させずに、冷蔵庫並みの低温でワイン蔵を冷房できるのだ。 この冷気を、大型冷蔵庫で24時間送り込んでいたら、その設備費はいうまでもなく、運転のための電気代は、とんでもない金額になるだろう。 冬の氷雪を蓄えて夏に活用する工夫は古くから行われてきた。いわゆる氷室・雪室。東北や北海道などでは畑を掘って、野菜や果物を雪