苦い飲み物は、人の倫理基準を厳しくする | ロケットニュース24「寛容」とは、むやみに責めたり怒ったりしない、心の広いさまを表わす。逆に心の狭い人は、他人の過ちなどを許すことができずに他人を責める。心理学的に見れば、他人を責める人は、自分に非常に厳しい人である。自分に厳しいから他人にも厳しくなる。 今回、ニューヨーク市立大学によって人の倫理基準についての調査がアンケート形式で実施され、苦い飲み物との興味深い関連性が報告された。 その調査では、被験者57人に道徳的な基準や政治的志向についての質問票が与えられた。たとえば、「飼っていた犬が死んでその肉を食べる」とか「またいとことの合意上の肉体関係」など、倫理的に許される行動についての判断を1～100の数値で採点し、倫理的に許されないと判断するほどスコアが高くなるテストである。 回答の進行が半ばを過ぎた頃、被験者に3種類の異なったドリンクが与えられた。苦い飲み物、甘いジュース、そしてただの水。被験者は一つの種
