前回の日記で、飲食物の基準値について書いたが、その中で、 「今の基準値というものは、全ての年齢段階に通用するように、食品群ごとに、各年齢段階の最も厳しい値を採用して設定されている」 という趣旨の事を書いた。 基準値は、甲状腺等価線量なら50mSv、実効線量なら5mSvを超えないように設定されたわけなのだが、「食品群ごとに、各年齢段階の最も厳しい値を採用して設定された」のなら、違う言い方をすれば、上限値まで汚染を受けた食品を1年間食べ続けても、各年代が実際に受ける線量は5mSvを下回るのではないか、という疑問が沸く。 そこで、基準値上限まで汚染を受けた食品を、各年代が1年間食べ続けた場合の被曝量を計算してみた。 なお、(前回も書いた事だが)計算では、食品の汚染は物理的半減期によって減少すると想定されている。 ■甲状腺等価線量(放射性ヨウ素群) 数字の並びは、以下を意味する。 (実際にその年代